熱電効果
2種類の種類が違う金属を接続して温度差を与えると、温度差に比例した起電力が生じるという効果があります。これをゼーベック効果と呼びます。
この効果は、発電モジュールとして使用することが可能です。
この現象には、逆の現象も存在します。
2種類の異種の金属を接続し直流電流を流すと、片方の接点が冷却され、もう片方の接点は加熱されます。これをペルチェ効果と呼びます。
この効果は、冷却装置などに利用されています。最近では、ペルチェ素子を組み込んだ空調服もあり、中々の効果を発揮するようです。
熱電効果の原理
金属に温度差を与えると、キャリアが移動することによって電位差が発生します。
そして、同じ温度差でも、金属によって発生する電位差は異なります。
次に、2種類の金属を両端で接合して、温度差を与えると、2種類の金属のキャリアが移動する量が異なります。
そのため、2つの金属間に異なる電位差が得られることとなり、起電力を取り出すことができます。
過去問
難易度 ★★☆☆☆
電験三種 令和3年度下期 問5 | ゼーベック効果の論説 |
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