概要
直流回路の計算問題です。
問題としては、超基本的なレベルの問題です。
この問題のように、抵抗を変化させて電流を測定することで、電池の内部抵抗を簡単に導出することができます。
キーワード
直流回路、内部抵抗測定
問題
図のように、内部抵抗 \(r[Ω]\) 、起電力 \(E[V]\) の電池に抵抗値 \(R[Ω]\) の可変抵抗器を接続した回路がある。
\(R=2.25Ω\) にしたとき、回路を流れる電流は \(I=3 A\) であった。
次に、\(R=3.45Ω\) にしたとき、回路を流れる電流は \(I=2 A\) となった。
この電池の起電力 \(E[V]\) の値として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1) 9.30 (2) 7.20 (3) 7.05 (4) 6.90 (5) 6.75
答え
(2)
解説テキスト リンク
回答解説
回答の流れ
(1) \(R=2.25[Ω]\)のときの回路方程式を立てる
(2) \(R=3.45[Ω]\) のときの回路方程式を立てる
(3)2つの方程式から電池の起電力\(E[V]\)を求める
(1) \(R=2.25[Ω]\)のときの回路方程式を立てる
内部抵抗 \(r[Ω]\) がわからないと、求めたい電池の起電力\(E[V]\)はわからないので、まずは内部抵抗を求めていきます。

問題の回路図から方程式を立てると、
\(E=I(r+R)\) …①
①式に問題文の条件である\(R=2.25[Ω]\)、\(I=3[A]\)を代入すると、
\(E=3(r+2.25)\) …②
(2) \(R=3.45[Ω]\) のときの回路方程式を立てる

①式に問題文の条件である\(R=3.45[Ω]\)、\(I=2[A]\)を代入すると、
\(E=2(r+3.45)\) …③
(3)2つの方程式から電池の起電力\(E[V]\)を求める
②・③式から、
\(3(r+2.25)=2(r+3.45)\)
⇔ \(r=6.9-6.75=0.15[Ω]\) …④
求めた内部抵抗 \(r=0.15[Ω]\) を②式に代入すると、
\(E=3(0.15+2.25)=3・2.40=7.20[V]\)
以上より、(2)が答えです。
出典元
一般財団法人電気技術者試験センター (https://www.shiken.or.jp/index.html)
令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目問6



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