概要
ファラデーの電磁誘導の法則の計算問題です。
基礎中の基礎問題なので、確実に回答する必要があります。
キーワード
ファラデーの電磁誘導の法則
問題
巻数30のコイルを貫通している磁束が0.1秒間に1Wbの割合で直線的に変化するとき、コイルに発生する起電力の大きさ[V]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(1) 250 (2) 300 (3) 350 (4) 400 (5) 450
答え
(2)
解説テキスト リンク
回答の解説
ファラデーの電磁誘導の法則による誘導起電力は、次式で表されます。
\(\displaystyle e=-N\frac{d\phi}{dt}\)
問題文から、巻数\(N=30\)、\(d\phi=1\)、\(dt=0.1\)を代入すると、
\(\displaystyle e=-N\frac{d\phi}{dt}=-30\frac{1}{0.1}=-300V\)
符号のマイナスは、磁束の変化の方向を、打ち消す方向に起電力が発生することを意味しています。
したがって、(2)300 が答えです。
出典元
一般財団法人電気技術者試験センター (https://www.shiken.or.jp/index.html)
令和6年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目A問題問3
参考書
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