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【電験三種:理論】令和6年度下期 問2

電験三種令和6年度下期理論問2 令和6年度下期

概要

問1に引き続き、静電容量の計算問題です。
問1はコンデンサでしたが、問2は点電荷の静電容量を求める必要があります。
電位の式から取っ掛かりを始め、Q=CVの式を使って静電容量の導出までもっていく必要があるので、このワンクッションによって戸惑う可能性が高いです。
勉強していれば、公式としては知っているはずなので、冷静に考えていきましょう。

キーワード
静電容量、点電荷

 

問題

地球を、真空中にある半径6.37×10^6 mの導体球と見なしたとき、地球の静電容量の値[F]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ただし、真空の誘電率をε_0=8.85×10^{-12} F/m とする。

(1) 7.08×10^{-4}    (2) 4.45×10^{-3}     (3)4.51×10^3    
(4) 5.67×10^4    (5) 1.78×10^5

 

答え

(1)

解説テキスト リンク

点電荷

 

回答解説

回答の流れ
(1) 点電荷の電位の式から、静電容量を求める


(1) 点電荷の電位の式から、静電容量を求める
点電荷の電位の式は、
\displaystyle V=\frac{Q}{4πε_0r} …①

電荷量Q[C]、静電容量C[F]、電位V[V]の関係式は、
Q=CV ⇔ \displaystyle C=\frac{Q}{V} …②

①式に②式を代入すると、
\displaystyle C=\frac{Q}{V}=4πε_0r=4π×8.85×10^{-12}×6.37×10^6=7.08×10^{-4}

したがって、(1)7.08×10^{-4}が答えです。

 

 

出典元

一般財団法人電気技術者試験センター (https://www.shiken.or.jp/index.html)
令和6年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目A問題問2

参考書

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本ブログの管理人は、電験3種過去問マスタを使って電験3種を取りました。
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ある程度学んで基礎がある人に向いています。

 

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